2017年9月現在、世界中で注目を浴びている仮想通貨(正式:暗号通貨)ですが、中でもダントツで資金を集めているのはビットコインです。
そんな中、やはり投資家の皆さんとして気になるところは、セキュリティ面ではないでしょうか??
そのセキュリティ面において、ビットコインを中心に使用しているブロックチェーンの技術がセキュリティ業界でも大注目を集めている様です。
この注目により、個人的には、仮想通貨の信頼度も向上するのではないかと考えます。
※仮想通貨への影響の個人見解、は「さいご」に記載しています。
目次
IoTはユーザの予想を超えるスピードで浸透
IoT(*1)という言葉を聞いたことある方も、聞いたことない方もいらっしゃるかもしれませんが、
現在このIoTは、我々の予想をはるかに超えるスピードで浸透してきています。
(*1) IoT: Internet of Things(モノのインターネット)とは、従来は主にパソコンやサーバー、プリンタ等のIT関連機器が接続されていたインターネットにそれ以外の様々なモノを接続することを意味します。
CISCO社というネットワーク機器のメーカによると500億以上の機器が2020年までにインターネット上に接続される予定と考えている様です。
その機器というのは、例えば、以下の様な身近なものです。
- コーヒーメーカー
- 掃除機
- 冷蔵庫
- テレビ
- ヘッドフォーン
- 身につける(装着する)機器 等々
また、Google社に関しては、読者の方々もご存知の通り、以下の様な製品を開発しており、ほぼ完成に近づいています。
- インターネット上に接続する家電製品、(スマート家電)
- 車の自動運転のための監視ソフト
- 自動運転車をインターネットにつなぐためのソフト
この様に、ネットワークやソフトウェアに強い会社が、次々にインターネットに機器をつなぎ、まさに電気を使用する機器であれば、繋がらない理由がなくなってきました。
また、電気を使用しない機器(例:扉、カーテン)であっても、付属の機器を使用し、ネットワークに繋いでいく例もあります。
まさに、我々一般市民の生活レベルが大きく変革しようとしている、第四次産業革命の始まりといった感じですね。
セキュリティ面をブロックチェーンで強化??
セキュリティ面の強化という点では、以下の2つの視点があります。
① 外部(インターネット上の第三者)からの攻撃を保護
② 各機器のネット上で管理されるデータ自体の保護
そして、ブロクチェーンが管理するのは、上記の②になります。
簡単な例を挙げると、例えば、エアコンに関して、以下内容をネット上で管理し、ユーザとしても管理したいと思っているとします。
- 電気代
- 使用する時間帯
- 総使用時間
- フィルタのホコリの溜まり具合
もし、これが一人暮らしの女性のデータだとして、中身の管理されているデータが流出した場合、どうでしょうか?
例えば、ストーカーに、この情報がバレた場合、あの女性は、何時から何時には家にいないから、侵入できる可能性が高いというのがバレる可能性があります。
また、業者にこの情報がバレた場合、今相当長い期間エアコンを使用しているので、エアコン交換のためのセールスをしようと考えるかもしれません。
怖いとは思いませんか?
この様に、一見何の変哲もないデータであっても、別の人から見ると、とても有効的なデータであったりするわけです。
従い、データ保護というのは、非常に大事な役割があり、セキュリティ業界ではブロックチェーン技術が注目しています。
実際に、Synopsys社というアメリカに拠点を置くソフトウェアメーカのセキュリティのプロであるTravis Biehn氏は以下のとおり、取材で答えています。
もし、一極集中的なデータベースを使用する場合、典型的な構造(プロトコル)のデータベースを使用することになるでしょう。
その場合、誰でもデータ自体の改ざんや読み取りというのが可能になってしまいます。もし、データ自体が機密情報(例:個人情報、サプライチェーン情報)である場合は、ブロックチェーンの技術に変更すべきである。
“If you look at other ways of doing this, if a single database were shared for example, or a traditional leader-election protocol were used, any one of the members can change the data-store at any time. In applications like identity or supply-chain tracking, you obviously don’t want a consumer of the data to be able, or someone who has compromised a participant, to change all the information in that ledger.”
さいごに
ここで紹介したかった事は、以下2点です。
① IoTの技術進歩がすごいスピードで進化している
② データ保護には、セキュリティ業界もブロックチェーンに注目している
上記の様にIoTが進むにつれ、確実に、データ保護というのは、必要になります。
そこで、セキュリティ業界が注目しているブロックチェーンが世界的に認められた場合、
ブロックチェーンの技術をどの業界よりも先行して使用しているビットコインの信頼性も認められることになるでしょう。
また、1章にも記載したIoTをリードしている企業であるCISCOやMicrosoftというのは、EEA(Enterprise Ethererum Allianece)のグループの中の1社になります。
従い、Ethereumも注目を浴びることになるかと思います。
ぜひ、セキュリティ業界にブロックチェーンの技術の素晴らしさを証明してもらい、さらに仮想通貨(正式:暗号通貨)のセキュリティ面の証明をしてもらいたいところです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
補足:ビットコインの価値推移に関するニュース
ビットコインの価値が急騰したり、暴落したりすることがあります。それなりの理由があり、急騰したり、暴落していることがありますので、ぜひ以下をご一読ください。
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