どうもトラエンです。
本記事は、米国の発電所所長の面白い発言が取り上げられていましたので、紹介します。
日本の発電所にもこういう面白い発想をしてくれる人がいないかなぁ〜と期待したいところです。
電力を売るよりマイニングのほうが稼ぎが大きい
Albany EngineeringのCEOであるJim Besha氏が発電した電力を販売するよりもマイニングで暗号通貨を得たほうが稼げるとの判断を下し、
実際に水力発電所でマイニングを開始したそうです。
Albany Engineeringの所有するアメリカのニューヨーク州サラトガ郡メカニックビルにあるメカニックビル水力発電所は1897年から創業し、
一旦は停止したもののプラントは再建され、現在稼働中のようです。
しかしプラントをフルパワーで稼働させたとしてもあまり利益がないとBesha氏は嘆いています・・・。
Besha氏によればナショナルグリッドに電力を販売すると1kWhあたり3セントを受け取ることができるが、同じ電力をビットコインマイニングに転用することで3倍のお金を稼ぐことができるそうです。
そりゃ・・・マイニングやりますわね・・・。
環境負荷への懸念も高い暗号通貨のマイニングだが、水力発電は自然エネルギーであり、Besha氏も「再生可能エネルギーを使用しているので最高のビットコインマイニングのタイプだ」と述べています。
一方でBesha氏は長期投資としてのビットコインに懐疑的であり、マイニングで得たビットコインの1000分の1を現金へと変換しているようです。
ニューヨーク州では天然ガス発電の余剰電力をマイニングに流用する発電所なども過去に報じられており、中国ではマイニング規制で使用されなくなった水力発電マイニング設備が販売に出されるなど、発電所とセットのマイニング設備というは今後もメジャーな存在になっていく可能性がありますね。
さいごに
私もちょこちょこ発電所には行ったりしますが、日本では・・・ちょっとまだ先の話になりそうです。
そもそも、こういうIoTやクラウドなどと発電所は結構離れた世界におり、アメリカのように、トライアンドエラーが適用できる素養がない場所でもあります。
一応国内の発電所も法令が改正され、遠隔監視などが出来やすい環境が揃いつつあります。
しかし、マイニングなど、マネタイズするポイントを増やすというのは、なかなか考えられる人も少ないので、ぜひこういうニュースをもとに、多角的視点を持っていただきたいものです。
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