偉大な投資家であるウォーレン・バフェット氏の名言をもとに、投資初心者として心得ておかなければいけない事を紹介します。
いわゆる投資で失敗する人(カモになる人)の共通点です。
ぜひ、失敗者から学んでみてください。
カモになるのはあなた
例えば、ゴルフ初心者の方は、最初にハンデキャップをもらって、ゴルフをすると思います。しかし、投資には、このようなものがない代わりに、金融機関にいるプロに相談したいと思い、始める方が多いでしょう。
例えば、金融機関の窓口に、退職したサラリーマンが退職金を持って、老後資金を増やすための相談をしているというのは、よく見る光景です。
しかし、投資をしている人の中で、成功者は、ほんの一割と言われている中、本当にその行動は正しいのでしょうか?
よく、金融機関の方が、「初心者向け金融商品」などと称して、いろいろな金融商品を売り出しましが、そのような商品に手を出すことは「カモ」の第一歩です。
その事について、バフェット氏は、この様に話しています。
「30分ポーカーをして、誰がカモか分からなければ、あなた自身がカモである。」
まさに納得ですよね。誰が弱いのか、分からない時点で、自分自身が一番弱いという事です。投資も同じで、どの投資銘柄が良いか分からなければ、数日後には、自分が市場からカモられて退場する事になってしまうわけです。
証券マン・銀行マンは投資のプロではない
次に理解すべき事は、証券マンや銀行マンは、投資のプロではないという事です。投資の相談をするために、金融機関の窓口に行ったとしても、本当に儲かる様な金融商品を彼らが把握しているとは思えません。
というのも、金融機関というのは市場の高騰から利益を得るのではなく、我々投資家(顧客)から利益を得ているのです。
要するに手数料商売という事です。「売ってしまえば勝ち」なのです。生命保険をはじめとしてよく商品乗り換えを勧められるのは契約を継続していても大した手数料が入らないのですが、乗り換えてもらい新規商品を売りこめば、証券マン・銀行マンに大きな手数料収入が入ります。
良い例が、「かんぽ生命騒動」です。
日本郵便の職員が高齢者に対してかんぽ生命の契約で強引な勧誘を通じて不利益な契約を行なっているというニュースがありました。
このニュースからも全てではないでしょうが、金融機関を全面的に鵜呑みにして信用するのはダメだという事が分かります。彼らも商売ですからね。
【かんぽ不正 6万人追加調査へ】https://t.co/dndaobfxmp
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) January 29, 2020
かんぽ生命保険の不正販売問題を巡り、不利益を受けた可能性のある契約者が新たに約6万人いることが日本郵政グループの内部調査で判明した。これまで約15万6000人を対象に調査してきた。
何もしないで成功するというのはない
よく投資でも何でも、何もしないで成功したいという方がいますが、もしビジネスの世界でトップ成績を残している人に、何もしないで成功する方法を教えてくださいと言ったら、どうなりますか?
「アホか」
と言われて終わりではないでしょうか?投資の世界も同じです。
もちろん、ラッキーパンチというのはある可能性はありますが、継続した成功は見込めないですよね。
あのバフェット氏も、やはりかなりの勉強家です。バフェット氏の典型的な1日は以下の通りです。
① 朝起きると、ウォールストリート・ジャーナルはじめ、主要紙すべてに目を通す。
② 朝食にチェリー・コーク片手にハムサンドを食べた後、数社の決算資料をじっくりと昼まで読み込む
③ ランチにチェリー・コークを飲みながらステーキを食べた後、書斎にうずたかく積まれた投資関連書の読書にいそしむ。
④ 夕食でチェリー・コークとステーキを楽しんだ後は自由時間
まさに、夕食まで勉強漬けと言った感じですね。バフェット氏は、以下の通りこの勉強について発言しています。
「本気で勉強する気がない人々は投資をすべきではない。」
この本気の勉強とは、バフェット氏の場合、「業界研究」の様です。
というのも、個別企業の分析を行うためには、結局その業界(競合他社)の研究を行わないと、その個別企業の競合優位性が見えてこないそうです。
ここまで勉強すれば、例えその銘柄が一時的に下がったとしても、この企業の強みが●●だから、今後株価は伸びるから大丈夫とその銘柄を持つ握力も強くなります。
もし、勉強もせずに、何となく持っていると、「自己資金」がどんどん下がってきて、怖くなり、損切りとなってしまいます。
さいごに
やはり成功者の発言は、重みが違いますね。
何もインプットをせずに、成功というのはあり得ないでしょうし、例え成功したとしても、なぜ自分が成功したのかも分からず、「再現性」が得られません。
そして最終的には、資産をなくしてしまいます。
バビロンの大富豪にもありましたが、お金持ちというのは、「お金の増やし方」を知っている人をお金持ちと定義していました。
だからこそ、この再現性というのは、ビジネスにおいても、投資においても常に重要なキーワードであり、そのためには、継続したインプット(勉強)というのが必要になりますね。
別にこの勉強は、株式により企業研究だけでなく、Fxの裁量トレードでも同じです。しっかりとして、自分の投資スタイルを確立し、市場の動向に振り回されない方法を身につけ、「お金の増やし方」を身に着ける事これがポイントですね。
ぜひ、頑張って資産形成していきましょう。
[…] ● 銀行・証券会社にはめられる人の共通点とは […]