サウジアラビアの石油施設工場が攻撃されました。
それに対して、アメリカがイランに対する追加制裁を9月20日に発表しました。
それに関して、ニュースを分析していきます。
イランに対する追加制裁とは?
9月20日にトランプ大統領は、イランに対する追加制裁を発表しました。トランプ大統領は、今回の制裁について、以下の通りコメントしています。
今回の制裁は、他国に課した中で過去最高レベルのものだ。
地獄に落ちることになる。イランはテロをやめなければいけない。
また、この攻撃に対して、ムニューシン財務長官は、以下の通りコメントしています。
今回制裁対象となったのは、イラン政府に残された最後の資金源だった。
今回の制裁で、イランとアメリカの緊張状態は、過去最大となっており、戦争になりかねないとしています。
為替への影響は??
今回の制裁に関するニュースで、クロス円の為替市場は、一気に、リスクオフの円買い方向に動いています。
北朝鮮との協議再開(リンク)や中国との協議再開(リンク)でリスクオンの方向であるドル買いが、一気に冷え込む形となりました。
だいたいなぜアメリカがしゃしゃり出るのか?
今回の攻撃はだいたい、イエメンにいるシーア派の強硬派(フーシ派)が、サウジアラビアのスンナ派に対して攻撃を行っており、
アメリカとイランは関係なさそうです。
しかし、実は、今中東で行われているのは、
イラン vs サウジ・アメリカ
の代理戦争なんです。
イランとアメリカの関係は以下記事で記載しましたが、40年以上国交断絶状態です。
そして、イランは、原子力攻撃を仕掛けてくる可能性のある、アメリカにとっては、非常に脅威の存在でもあるわけです。
また、あの9.11でアメリカに甚大な被害を与えた同時多発テロの首謀者であるビンラディンの家族をかくまっているイランというのは、まさにアメリカにとって憎っくき敵対国であることはいうまでもないですね。
だからこそ、アメリカがしゃしゃり出るのも理解できると思います。
このリスクオンはいつまで続くのか?
今回の最大級のアメリカの制裁により、イランは非常に厳しい立場に追いやられます。
しかし、イランはこれ以上の対抗策は暴力行使しかないため、一旦落ち着くのではないかと思います。
というのも、イランは、経済制裁を他国にすることは出来ないですからね。
ただ、ここで注目すべきは、中国の動きですね。
現在イランの最大の貿易相手国は、中国です。
もし、中国がイランに対して、何らかの歩み寄りを見せた瞬間は、アメリカは一気に中国に対する制裁を強めることでしょう。
ここでも、またも中国とアメリカの睨み合いも裏側にあり、興味深いですね。
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[…] ● イランとサウジ・アメリカはなぜ緊張状態? […]
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