第三次産業革命で、一気に拡大をみせたAmazonですが、仮想通貨(正式:暗号通貨)やブロックチェーン技術を適用するのか?
ということで、ネット上で多くの情報が飛び交っています。
そんな中、最新のニュースが出てきましたので、紹介します。
目次
まだAmazonによりブロックチェーンベースのサービスは提供されない!
ネット上にAmazonの暗号通貨導入に関する多くの情報が流れていましたが、
結局のところ、ブロックチェーンベースのサービスは、Amazonの子会社であるAmazon Web Service(以下AWS)からすぐに提供されることはない様です。
No #Blockchain services for #Amazon, says AWS CEO. https://t.co/3sFopX3Vkw
— Cointelegraph — Bitcoin and Cryptocurrency News (@Cointelegraph) 2017年12月2日
これは、AWSのCEOであるAndy Jassy氏が2017年11月下旬にラスベガスで開催されたAWS年次報告の新技術に関する会議で以下の通り発言した事から公表されたものです。
我々の考えとして、ブロックチェーン技術は、分散管理以外の用途で使用する場合、用途が限られていると考えている。
また、我々は、会社のポリシーから新テクノロジー(技術)の構築は、今のところ検討していない。
それを既存のテクノロジーをどの様に使用するかを検討する方が、素晴らしいと考えているからである。
ブロックチェーン技術を適用する予定はあるのか?
CEOであるJessy氏は、今後ブロックチェーンベースの製品や決済について開発の可能性はもちろん検討している様です。
それについては、以下の発言から分かります。
我々は、お客様が最終的に考えている事や、最終的なゴールに対して、とても興味を持っている
“We are very intrigued by what customers are ultimately going to do there.”
おそらく、現在の顧客は、ブロックチェーン技術を活用する事により、どの程度のサービス向上が見込めるのか?
また、それによりユーザが、何をできる様になるのか?
分かっていないため、AWSが待ったところで、要望は現状、何も出てこないでしょう。
しかし、AWSの競合他社であるマイクロソフトやIBMなどは、既にブロックチェーン技術を活用した新サービスの検討を数ヶ月前から実施しています。
これら企業は積極的に、顧客と協力していくつかのブロックチェーンサービスのプロジェクトを立ち上げています。
そこまでしないと、顧客の潜在的な要望というものは見出されないでしょう。
加えて、この様な要望が他社から出てくると、自然とAmazonでは出来ないのか?という要望に顧客は変わってきます。
その時に、Amazonが取り掛かっていても、もう遅いため、遅くない将来に、AWSの検討が進む可能性はあるのではないでしょうか。
さいごに
このAmazonの発表を受け、新技術の開発もしないという事から、Amazon独自の暗号通貨という情報も少し、信憑性(しんぴょうせい)が薄れてきました。
また、現段階での暗号通貨やブロックチェーン技術の導入はないと公表しています。
おそらく、これは、社内システムで既に、データ管理の手法が確立しているため、あくまでデータ管理だけの観点からいけば、予算の問題からも導入するメリットが感じられないというのが、現在の見解でしょう。
しかし、Amazonとしても、競合他社がブロックチェーン技術の導入に関する研究を続けている限り、導入する可能性も捨てきれないというのも事実の様ですね。
確かに、ブロックチェーン技術は、現在の我々の生活に大きな影響を与える革新的な技術です。
現在我々が検討している用途は、「データの管理」程度かもしれませんが、多くのサービスと組み合わせて使用することが、創造されていけば、Amazonの導入時期もどんどん早まる可能性が高い様に感じました。
最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございます。
補足:暗号通貨の価値推移に関するニュース
暗号通貨の価値が急騰したり、暴落したりすることがあります。それなりの理由があり、急騰したり、暴落していることがありますので、ぜひ以下をご一読ください。
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