仮想通貨(正式:暗号通貨)の中に使用されているブロックチェーン技術は現在多くの分野に浸透しようとしており、
医療関連、金融関連等で主に展開しようとしています。
そんな中、とうとうクレジットカード業界で有名なVISAもブロックチェーン技術の展開を急いでいるというニュースがありましたので紹介します。
目次
仮想通貨(暗号通貨)のブロックチェーンをVISAが導入?
クレジット業界で、現在マーケットシェアーを50%以上持っている、VISAカードですが、
なんと2018年中旬にB2B(Business To Business:企業間取引)の取引プラットフォームにブロックチェーン技術を用い構築する事を検討していると発表しました。
これは、シンガポールで開催されていたFinTechフェスティバルにて、VISAが現在の自社でのブロックチェーンベース商取引プラットフォームの状況を公開したものです。
Visa reveals updates on its blockchain-based business-to-business commerce platform #blockchain #banking #fintechhttps://t.co/ZdCX0EgsIa
— Brontech (@BrontechDapps) 2017年11月18日
仮想通貨(暗号通貨)のブロックチェーン技術の導入状況は??
VISAの発表によれば、VISA B2B Connect Platformは2018年に発表予定で、
金融機関に、より効率的なクロスボーダー決済手段を提供する予定のようです。
現在VISAカードは、このプロジェクトを2016年から開始しており、既に以下の金融機関のグローバル・パートナーシップの仲介をしています。
米国商業銀行、シンハン・バンク・オブ・フィリピン、ユニオン・バンク・オブ・フィリピン、シンガポール・ユナイテッド・オーバーシーズ・バンク
仮想通貨(暗号通貨)への影響度は??
今回のVISAのブロックチェーン技術の導入により、仮想通貨(正式:暗号通貨)への需要に歯止めがかかるかと言われると、あまり影響度はないものと考えます。
というのも、まず、第一に市場が異なります。
例えば、ビットコインの市場は一般消費者向けであり、通貨としての利用もさることながら、投資商品としての強みもあります。
VISAには、この点が欠けているため、ビットコインへの歯止めにはならないでしょう。
イーサリアムは、確かに企業向けの商品ではありますが、VISAが目指している金融関連企業間の取引とは、少し市場が異なります。
リップルの場合は、確かに、市場が重複していますが、既に連携している企業ネットワークの数がリップルの方が大きく前を言っているため、そこまで影響はないのではないかと考えます。
ただ、リップルに関しては、さらに金融機関の需要を伸ばさなければ、影響が出てくる可能性もあると思います。
さいごに
VISAカードがブロックチェーン技術を導入するということは、素晴らしいことであり、とても期待ができます。
しかし、ココで把握しておかなければいけないのは、この技術は、もともと暗号通貨の専売特許です。
従い、技術者も含め、暗号通貨側に優位性があるのは、確かでしょう。
さらに、暗号通貨の目的は、
取引を迅速に行うだけでなく、法定通貨から脱却し、経済破綻している国民の救いの一手になるような
国からの価格操作を受けない通貨です。
その根本が異なるため、VISAカードが今よりも、さらに取引がスムーズになっても大きな影響はないと考えます。
むしろ、ブロックチェーン技術が広まることで、暗号通貨のプラットフォームとリンクさせたりする事で、
より可能性が広がるのではないでしょうか。
最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございます。
補足:暗号通貨の価値推移に関するニュース
暗号通貨の価値が急騰したり、暴落したりすることがあります。それなりの理由があり、急騰したり、暴落していることがありますので、ぜひ以下をご一読ください。
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