ビットコインは、2017年8月24日にSegWitの導入に成功し、通貨として1つアップグレードしました。
この詳細の内容については、リンクを参照ください。
また、さらなるアップグレードのために、2017年11月にSegWit2Xというを導入しようとしています。
このSegWit2Xの導入は一部反対意見もあり、それに関する英文記事がありましたので、紹介します。
また、ビットコインはさらなる分裂の可能性も出て来ており、一時的に急激な価値変動の可能性もありますので、ぜひ参照ください。
目次
SegWit2Xとは??
SegWit2Xとは、ビットコインのブロックチェーンの中のブロック容量について、現在の1MBから2MBの2倍にするというものです。
この容量拡大により毎秒ごとのトランザクション数(取引可能数)を増加させるというものです。
これにより、ビットコインを通貨として使用するためのインフラが整う事で、トランザクション数が増えるため、現在の上限である毎秒7件のトランザクション数を向上させるという対策です。
SegWit2Xの導入について
ビットコインのマイニングメーカであるF2poolは、まだまだ議論の余地のあるSegWit2Xのハードフォークに関して、議論の場に参加しています。
F2Pool社のCEOであるWnag Chun氏は以下のとおりTwitter上で語っています。
私は、SegWit2Xに関して何も参加していなかった。BITMIANの共同開発社であるJihad Wu氏には、以前伝えたが2017年7月まではSegWit2Xをサポートすると伝えた。しかし、今はもう9月である。
出典元:以下Twitter
I didn't pull out of anything. I told @JihadWu long time ago that I would support segwit2x only until July. Now it is September. pic.twitter.com/L6777re9tP
— Wang Chun (@f2pool_wangchun) September 1, 2017
このニュース・発言は、DCGcoのCEOであるBarry Silbert氏がまとめるNew York Agreement(NYA)に新しい風を吹かせる可能性もあります。
というのも、マイニング市場において、市場の8.2%(以下参照)のシェアーを持つF2poolはそれなりの発言力を持っているでしょう。
そのF2poolがSegWit2Xを支持しない場合、軒並み他社も支持しない可能性もあります。
また、NYAの発足以来、あまり大きなトラブルや意見の不一致に見舞われていなかったため、今後SegWit2Xに関し、さらに議論の激化が予想されます。
事実、このSegWit2Xの議論はここ数週間で激化しています。
コメンテータのOleg Andreev氏は、ハードフォークをすることで、ビットコインの価値は不安定になってしまうと語っています。
また、Bitwalaはブログ上でSegWit2Xを推奨すると自社のブログで語っています。
このように、まだまだ迷走している状況が続いている事が分かります。
さいごに
2017年11月にSegWit2Xがアクティベート(導入)された場合、やはり市場は一時的に大荒れになるでしょう。
しかし、ビットコインとしての価値がなくなるわけでなく、ビットコインの価値を高めるための、活動ですので、継続して状況を報告していきたいと思います。
我々として、把握しておかなければならないのは、NYA等の情報から、ビットコインがどのような方向に舵を切ろうとしており、それにより、どこに向かおうとしているかであると個人的に思います。
その先に、明確な目的があれば、きっと悪い方向にはいかないのではないでしょうか?
従い、まだまだ目が離せない状況ですね。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
補足:ビットコインの価値推移に関するニュース
ビットコインの価値が急騰したり、暴落したりすることがあります。それなりの理由があり、急騰したり、暴落していることがありますので、ぜひ以下をご一読ください。
[…] このSegWit2xとは、2017年11月に実施予定でしたが、ビットコインのマイナーや取引所等のボードメンバーにより、数ヶ月間の議論の結果、コンセンサス(合意)が得られず、中止されていました。(詳細記事:リンク) […]