2017年8月にビットコインは、SegWitを施行し、ハードフォークを行いました。(リンク:SegWitとは?)
その後、ビットコイン自体は、分裂しビットコインとビットコインキャッシュ(リンク:ビットコインキャッシュとは)になりました。
そんな中、ビットコインに次ぐ総資産を持つ、イーサリアムのハードフォークについて英文記事がありましたので、紹介します。
目次
イーサリアムのハードフォークをいつ実施する?
イーサリアムは、プラットフォームのバージョンアップとして、今までもハードフォークを行なっており、以下の通りのロードマップが公開されています。
その中で、2017年9月にメトロポリスというアップグレードが実装予定の期限となっています。
また、現在このアップグレードは、ユーザからも非常に望まれているアップグレードと言われています。
Frontier(フロンティア)
2015年7月 済
ブロックチェーンの巻き戻しが行われる可能性があるという開発者の実験段階用としてリリースされたもの。Homestead(ホームステッド)
2016年3月 済
開発者・技術者向けの安定板バージョンであるが、まだ実用向けではない。Metropolis(メトロポリス)
詳細内容は、次章を参照ください。Serenty(セレニティ)
イーサリアムの仕様では2017年8月現在はPoW(Proof of Work)を使用していますが、PoS(Proof of Stake)に移行する予定。
メトロポリスによるアップグレード内容は??
2017年9月に実装予定のメトロポリスですが、アップグレード内容は、以下のような特徴があります。
① 匿名性の向上
その名の通り、現状のシステムよりもユーザの匿名性を向上させます。
② スマートコントラクトの簡素化
プログラミングやスマートコントラクトについて、現状のプラグラミングの負荷を軽減し、簡素化します。
③ セキュリティの強化
機能性がとても高い量子コンピュータによるハッキングに対しても、セキュリティを向上させ、ハッキングに対する対応が強化されます。
④ マイニングの難易度向上
マイニングの難易度を向上させ、マイナーに新しいブロック生成のハードルを上げます。
これは、PoWからPoSに移行するための前準備でもあります。
さいごに
メトロポリスというアップグレードは、上記に記載した通り、ユーザに望まれたものではありますが、1つの懸念点としては、マイニング難易度の向上です。
これは、PoSへ移行する前の前準備ではありますが、マイニング自体が遅くなる可能性もあり、イーサリアムの価値が落ちる可能性があるとも考えられています。
ただ、待ち望まれたアップグレードであり、イーサリアムの価値を大きくあげる可能性を秘めています。
いずれにせよ、システム的に機能向上させるという素晴らしい改修であるため、2017年9月はイーサリアムにとって、とても重要なターニングポイントになることは間違いないかと思います。
参考文献:https://cointelegraph.com/news/ethereum-announces-metropolis-hard-fork-coming-late-september
補足:イーサリアムの価値推移に関するニュース
イーサリアムの価値が急騰したり、暴落したりすることが今までありました。
全てではありませんが、それなりに理由がありましたので、急騰したり、暴落していましたので、そのニュースについて、是非ご一読ください。
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